スウェーデン軍猛襲

フィンランドを併合したスウェーデンは、即日、各所で反撃を開始した。
旧フィンランド軍全てが大規模戦闘計画から電撃戦に乗り換え、その戦闘力は大幅に増している。
例えばこれだ。

1枚目.jpg

ヴィープリに立て籠もる元フィンランドスウェーデン軍が、3.5倍の赤軍に囲まれて棒で叩かれている。
一見危なく見えるが、しかし、要塞レベル8に加えて、遅延戦術まで終わった電撃戦ドクトリンのパワーにより、鉄壁&鉄壁&鉄壁と化している。
数日眺めていても指揮統制が全く減らない。戦局バーもジワジワと押し返している。
囲まれてこそいるが、輸送船団が補給を届けているのでその点も問題ない。まとめると、負ける気づかいは一切不要である。

――そういえば、ここに置いていたはずのデンマーク軍がいつの間にかいない。
忘れていたが、どこかのタイミングで、コペンハーゲンに返していたようだ。

一方、北部戦線では、2月7日にムルマンスクを奪取。
赤軍10数個師団を敗走させるとともに、駐留していた空軍数部隊を消滅させた。

2枚目.jpg

同時期、フィンランド北部のトルニオにてソ連軍3個師団を包囲し、これを殲滅した。
南部ではヘルシンキを速やかに奪還し、さらにヴィープリの解囲を目指して進撃。

3枚目.jpg

2月22日にコクヴォラを制圧して包囲を解いた南部軍は、さらにミッケリへと攻撃を開始した。
北部ではコラ半島を無血で奪取、更にカンダラクシャ・スオムッサルミへと攻勢に出ている。
ヴィープリの13個師団は、1ヶ月に及ぶ籠城戦を屁とも思わずくぐり抜け、損害:戦果比33:1という圧倒的キルレートで、赤軍の攻撃をはねのけている。

4枚目.jpg

3月19日、17個師団による猛襲により、25個師団の赤軍を破砕。カンダラクシャ攻略戦に勝利する。

5枚目.jpg

戦果95000に対し損失2000足らずという、正気でないキルレートとなった。
4月27日には、16個師団で、援軍を重ねて34個師団にまで膨れ上がった赤軍タワーを粉砕。ミッケリを奪還する。

6枚目.jpg

戦果83000:損失2100。
フィンランドに遅い春が訪れるころ、スウェーデン軍はフィンランドに残る残党を包囲殲滅しつつ、
赤軍を国外へと叩き出しつつあった。

7枚目.jpg

スウェーデン33:4赤軍

何故に赤軍はこれほど弱いのか?
との問いには、むしろ電撃戦が強すぎるのだと答えたい。
電撃戦以外の、例えば大規模戦闘計画ドクトリンで赤軍に挑むと、
筆者の腕では、本AARで書いたのと同じような事前準備をしていても、物量差に屈してアヘ顔ダブルピースを晒す羽目になる。*1

に対し、電撃戦を採用さえすれば、
攻勢では、兵力比が彼2:我1で必勝、3:1でも時間はヶ月単位でかかるが押しきることができ、
防勢ならば3:1で必勝、5:1でも軽く1ヶ月は耐久可能となる。
しかも、兵の損失比は10:1から50:1という絶対的優勢を保ちながら戦えるのだ。

もう1つの優位点、というか赤軍の欠点として、この時期はまだ戦車をほとんど持っていない、ということもあげられる。
歩兵同士のぶつかり合いならば、電撃戦VS人海戦術で電撃戦側が負けるはずがない。それほどの差が両ドクトリンには存在している。

問。何故包囲殲滅しないのか。

フィンランドが夏を迎えている、7月5日。

8枚目.jpg

スウェーデン軍はフィン領内から赤軍をほぼすべて叩き出し終え、
40個師団タワーを建てて防勢している赤軍に対し、半分の兵力で優勢に戦闘を進めている。

カヤーニはともかく、ケミは14VS42で何故優勢なのか? と思われるかもしれないが、
これは、当初14VS17で始まった戦闘であり、
赤軍の過半が戦闘不能→増援到着しても実際戦える数はそう変わらない→優勢変わらず
という展開が延々続いているというわけだ。
時間はかかるが、このまま殴りつづければそのうち落ちる。

さて、ここまで読んでこられた読者の方には、当然の疑問が浮かんでいることだろう。

すなわち、
Q:なぜ赤軍を包囲殲滅しないのか?
という疑問だ。

本AARでは、北部戦線に主力を集中し、ソ連軍を、北から順次南へ南へと平押ししていく、という基本戦略を取っている。
これに対し、南部戦線に主力を集中し、先ずヴィープリから湖沼地帯沿いに北上して、白海まで打通、
フィンランド国内のソ連軍全てを大包囲し、数ヶ月かけて地道に殲滅していく、という戦略は、十分に実現可能である。
これを実行すれば、赤軍100個師団を国内で撃滅し、その戦力を大いに削ぐことができる。

しかし、そうすると別の大きな問題が浮上してきてしまう。
それは41年夏のバルバロッサでソ連が文字通り瞬く間に粉砕され、
カレリアまで42年早々にたどり着いたドイツ軍によって、スウェーデン軍も纏めて轢き潰されてしまうという大問題だ。

電撃戦ドクトリンを採用しているうえ装甲師団を多数持つドイツ軍の強さは、赤軍に比して本当に次元が違う。
ソ連に「ドイツに勝て」というのは無理としても、せめてこちらの防衛準備が整うまで、ソ連には持ち堪えて貰わないと困るのだ。
そのためには、冬戦争でソ連が受けるダメージを、出来るだけ減らしてあげなければならない。

結果、非効率覚悟で包囲殲滅をできるだけ避け、赤軍タワーを真っ向からブン殴って解体している、というわけだ。
大規模戦闘計画ドクトリンでは到底不可能な、電撃戦でなければ為しえないパワープレイである。
フィンランドを速攻で併合してもらった、理由の1つが、フィンランド軍にも電撃戦を採用させるためなのだ。

西方電撃戦と連合再加盟

一方ドイツは、5月に始めた西方電撃戦を華麗に決め、道路3つを引き潰した上でパリまで打通、
7月10日にヴィシー政府が成立した。

9枚目.jpg

また同時期、イタリアがドイツと同盟して参戦している。これはまあどうでも良かろう。

……さて。
8月26日のWW2開戦から、これでほぼ10ヶ月が経過した。
気持ちとしては、このままどことも同盟せず、独立独歩でソ連と遊び続けたい。
ノルウェー・デンマークが戦争状態であれば、ヴェーゼル演習イベントは起こらないため、
ドイツが気まぐれを起こさない限り枢軸に宣戦されることは無く、対ソ戦に集中し続けることもできる。

しかし、それが許されない一つの事情がある。
それは、ダンツィヒか戦争か! イベント発生から300日が経過し、
ヴェ―ゼル演習イベントが起きていない場合、10日置き20%の確率で
イギリスでR-4計画イベントが発動し、連合がノルウェーに宣戦してしまう 
というイベント構造である。
ノルウェーと我がスウェーデンは絶賛同盟中であるため、当然問答無用で、北欧同盟全体が連合と共産の挟み撃ちの憂き目に合うのだ。

パリが落とされてバトルオブブリテン真っ只中に何でR-4計画やねん! とか
スウェーデンとドイツが戦争してるんだからナルヴィク封鎖する必要無いやろ!
とかいろいろ突っ込みたいところはあるが、
発動してしまうものは仕方ない。バニラのイベントトリガーの甘さを嘆いてもしょうがない。*2

というわけで7月22日、R-4計画を封殺すべく、スウェーデンは北欧同盟を引き連れて連合に復帰。
対独宣戦を行った。

10枚目.jpg

補足

この前後、文章が多くなっているのはご勘弁いただきたい。

今回は連合入りしたが、R-4計画を恐れなければ、別段必須ではない。
先ほども書いたように、ヒトラー伍長閣下が気まぐれを起こさなければ、ドイツは北欧同盟に宣戦はしてこない。*3
イギリスはバトルブリテン真っ只中で、ノルウェーに適当に防衛隊を置いておけば、まずよほどのことが無い限り北欧は安全である。
資源については、鉄は問題なし、希少資源はラップランドで自給できるくらいには産出する。エネルギーはドイツから大量輸入すれば良い。石油は諦める。

と、連合VS共産の挟み撃ちとなっても、すぐに大きな問題は発生しない。
ドイツとソ連の分割競争をして、ロシアの大地を手に入れ、ウラルからシベリアまで抜ける……ということも不可能ではないだろう。

DHnヒトラー.png ならばどうしてそうせず我がドイツと戦うのだね。

私、隣人は選ぶ主義なので。

どだい、どう妄想をたくましくしても、
民主・左派共にMAXのスウェーデンが、ナチスドイツと共闘じみた関係を保ちつつ、
ソ連を分割し英米と戦う、という歴史には無理があるだろう。
ICBNと水爆で米国を吹き飛ばすことは恐らく可能*4ではあるが……
それよりも、連合と組んでナチとアカを潰すという方がまだ歴史としてはまともであろう。

というわけで、今回は連合入りルートを歩むことにする。
枢軸共闘ルート誰か書いてもええんよ(無茶振り)

ハーコンは無能にも劣る低脳

さて、連合再加盟した直後、ノルウェーの様子を見たら目を剥いた。

11枚目.jpg

トロンヘイム・オーレスン・オスロで沿岸防衛に当たらせていたはずのノルウェー軍がいなくなっている。
( ゚Д゚)ハァ? となって操作してみたら統帥権が無くなっていた。
連合再加盟の処理に伴い、統帥権関係がどうにかなったらしい。
どこにもいないので、恐らくソ連の前線に再配置がされたものと考えられる……

あのボケナスがぁ!

大慌てで、ちょうど赤軍タワーを叩き壊したばかりのスウェーデン軍前線部隊から、数個師団を引き抜き、海岸に再配置する。

12枚目.jpg

到着までにドイツの上陸が無いことを祈るばかりだ。

デンマーク併合

一方ラップランド戦線においては、8月7日に、4月以来4カ月続いたケミ攻略戦がようやく完了。

13枚目.jpg

しかし次はヨエンスーに赤軍のスーパータワーが完成している。
赤軍を包囲殲滅しちゃっていいならこれほど素敵なシチュエーションは無いのだが……
ここでアレを潰してしまうと、間違いなくバルバロッサが1年足らずで終わってしまうので、それはできないのが悩ましいところだ。

次いで8月8日、ドイツ装甲集団がユトランド半島を無血で縦断。
ユトランド半島のVPを失ったデンマークが、合流イベントのトリガーである、「VPの4割を失う」を満たし、我が国に合流した。
計画通り。 
拡大動員までかけていたデンマークの人的資源量は空前の400
これを吸収した我が国の人的資源は500に到達した。素晴らしい。

14枚目.jpg

なおデンマーク軍は総勢4個師団。赤軍の80個師団タワーとぶつかっている現状では、いないよりはマシという数だ。
勿論、大ベルト海峡は潜水艦で封鎖し、ドイツ軍によるフュン島への攻撃を阻止している。

15枚目.jpg

ドイツ強襲

と、ここでドイツ軍が、ノルウェー軍の守るヨーテボリに2個師団で強襲上陸を仕掛けてきた。

16枚目.jpg

来やがったな畜生め! と、待機していたデンマーク海軍、および、海爆隊を出撃、上陸部隊を海の藻屑にせんと――

17枚目.jpg

そして空挺である。

ヒギィ

一方で我が艦隊は、ビスマルクですらなく、シュレスヴィヒ・ホルシュタインに叩きのめされ、輸送船に指先すら触れられず敗退。

18枚目.jpg

ならば、と、久々に全力出撃した迎撃機8部隊の直援の下、ヨーテボリ沖の船団へ突進した海爆隊は、
10部隊を超えるルフトバッフェ・イタリア空軍・ハンガリー*5空軍戦闘機隊による盛大なお出迎えを受け、

19枚目.jpg

迎撃機隊もろとも半壊。

いやちょっと待って私が悪かった。
今からでも遅くないから和平しようドイツ様。

DHnヒトラー.png それは寝言というものだ。

dsyn

死闘

この頃対ソ戦線では、セゲージャとヨエンスーにそびえ立つツインタワーに対する強襲が続いており、兵を引き抜く余地は全く無い。

20枚目.jpg

ここで攻撃の手を止めてしまっては、せっかく指揮統制が崩壊している赤軍多数に回復の機会を与えてしまうため、
後先気にせず遮二無二攻め続けるしか手が無い。
あの数と戦えているのはこちらが攻めているからであり、
敵が体勢を立て直して攻勢に出てきたら、より不利な戦いを強いられてしまう。

ドイツ軍に対しては、スウェーデン本土への多方面上陸は無いと祈り、ストックホルム他の沿岸防備部隊を迎撃に向かわせる。
第一陣はフュン島に布陣していたデンマーク軍3個師団である。
さっきは「いないよりマシ」とか言って悪かった。勇戦敢闘を期待する。

21枚目.jpg

ドイツ軍の空挺は4個師団と超本気だった。全師団に空挺砲付属とか殺る気にも程がある。
各地からかき集めた師団で取り囲もうとしていると、今度はノルウェーから急報が届く。

22枚目.jpg

ノルウェー西岸オーレスンに山岳兵4個師団が一斉上陸を仕掛けてきている。
ノルウェーに山岳師団は洒落にならん。だがここならルフトバッフェは飛んでこれまい!

23枚目.jpg

死ねえ!

指揮統制のみ回復した海爆隊は定数の8割程度ながら総出撃、エアカバーを持たない輸送船団に思う存分雷爆撃を浴びせ、
更に突撃したノルウェー海軍残存部隊もここが先途と獅子奮迅、

24枚目.jpg

護衛のシェーアを叩き沈めるという大金星を挙げる。
この後の追撃戦で、輸送船団もろとも山岳師団4個を海没せしめ、北欧の鉄壁ぶりを世界に見せつけた。
ノルウェー最高や!

封殺、勝利

こうして各地の侵攻をしのいだスウェーデン軍は、9月末までに空挺軍団を完全包囲。
良く分からない数の連合軍航空部隊の支援の下、8個師団による殲滅作戦を開始した。

25枚目.jpg

ドイツ軍はナルヴィクやオーレスンを狙った上陸作戦を何度か敢行するも、
そのたびにスウェーデン海爆隊が全力でお出迎えし、師団を海の藻屑と化させた。

26枚目.jpg

年末までには、ドイツ海軍に輸送艦が払底したこともあるのか、北欧への上陸は完全に終息した。

一方東部では、セゲージャ・タワーへの攻撃部隊が側面攻撃を受けて攻撃中止に追いやられており、
ヨエンスーには更に赤軍の増援が雪崩れ込み、116個師団という超高層と化している。

27枚目.jpg

このうち戦闘力を残しているのは精々4・50個師団程度であるとはいえ、
33個師団で殴り続けているこっちの身にもなってもらいたいものである。
防衛ラインを短くするため、なんとかもう数歩前進したいのだが、
その数歩が果てしなく遠い、赤い壁をこじ開けるための必死の戦いが続いている。

そしてこうした中、世界情勢もまた激しく動いている……

1940年に終わった研究

夜間機銃掃射ドクトリンABランズヴェルク社39年7月26日40年1月6日
1940年型建設スカニア社39年11月18日40年6月10日
組立ライン実験スカニア・バビス39年11月21日40年7月16日
弾力的防御ドクトリンフォン・ローゼン39年11月22日40年9月18日
1940年型計算機スウェードベリ40年1月6日40年11月3日
1940年型ロケット砲ボフォースAB社40年6月10日40年11月11日
1934年型戦車ボルボ社40年11月11日40年12月23日

次回 スウェーデンは前線を要塞化する


*1 あるいは、ソ連相手にはどうにか本土を守り切れても、バルバロッサでソ連を粉砕したドイツに手もなく引き潰される。
*2 ヴェ―ゼル演習の発動有無でなく、ノルウェーがドイツと戦争しているか? をトリガーにすべき案件だと思うの。
*3 気まぐれを起こした場合は、3陣営全てと戦争になるためどう足掻いても憤死不可避。
*4 米の核は独日が引き受けてくれる
*5 いつの間にか参戦してた

トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2016-02-27 (土) 14:18:04 (1213d)