白作戦を阻止せよ
 
 
 
 
 

01

 

02

 
 
名もなき兵士の手記より
 
 
「全線でドイツ軍の攻撃を受けているという報を聞く」
 

03

 
「私が所属する師団もドイツ軍の攻撃を受けている、我々は・・敵を舐めていた。敵の力は圧倒的だった」
 
「けたたましい音をあげる敵の航空機が爆撃をしてきた」
 
「目の前で分隊長の側に爆弾が落ち倒れた、私は分隊長を背負い仲間の下へ急いだ、分隊長は異様なまでに軽かった。」
 
「仲間の下にたどり着いた。仲間は分隊長を見て言った、もう死んでいると、そして私は彼を見た、軽いはずだ・・・」
 
「どっと疲れがわきそして私はその場で蹲った。だが立たなければならない、まだ戦闘は続いているのだ」 
 
「司令部より連絡があった。部隊を集結させつつ、ワルシャワまで撤退せよとのことだった」
 

04

 
「11日 ワルシャワについた。だが敵はすでにワルシャワの目の前にいた」
 

05

 
「19日 すべての残存部隊がワルシャワに集結した。皆疲れきっていた」
 

06

 
「19日 ワルシャワはドイツ軍により完全に孤立した。ドイツ軍の薄い部分をつき、我々は攻撃をした」
 

07

 
「20日 敵を打ち破り、戦車師団が突出した。だがドイツ軍は即座に反撃してきた。」 
 

08

 
「司令部で作戦の混乱があるようだ、フランス、イギリスの救援を待つか、反撃に出るか」
 
「問題は多かった。ドイツ軍は我が軍の半数でも我が軍を打ち破る力をもっている」
 
「そして、小規模の部隊ではドイツの航空機の餌食だった」
 
 
 
「10月26日 何度目の攻撃だろうか・・・何度も襲い掛かるドイツ軍を撃退した。だが我々は確実に消耗していった」
 

09

 
「11月14日 ワルシャワ以外の領土をドイツ軍に制圧された」
 

10

 
「12月 寒い・・・朝から息が白いもうじき雪が来る」
 
「我々は耐えた耐え抜いた。救援がくると信じ、フランスがイギリスがドイツに対し攻撃を加えると信じていた」
 
「だが・・・彼らは・・・ポーランドは・・・見捨てられらようだ・・・何時まで耐えられるだろうか・・」

11

「1940年 1月1日厳しい冬だ。ドイツはここまで戦いが長引くとは思ってはいなかったようだ」
 
「ドイツ軍は我々を包囲している、我々にはなにもできない、時折散発的な砲撃や小競り合いが起きる程度だ」
 
「だが、奴等は今は準備をしているのだろう、冬の終わりとともに」 
 
 
「2月 カナダの諜報員が我々に接触してきた。あの包囲網をどうして突破できたのか不思議だが・・・」
 
「噂を聞いた。ドイツとソ連が密約を結び、わが国をドイツとソ連で分割するということを、そしてその事実を連合国は知っており我々に伝えなかったことを」 

12

 
「3月1日 ラジオよりウィーゼル演習作戦なるものが発動したらしい、ドイツはデンマーク、ノルウェーに宣戦布告した」
 
「だが奴等はこの地より去らない、いつまで奴等は、嫌我々が降伏するその時まで包囲の手を緩めないだろう」
 

13

 
 
「一面の雪が消えてきた、地面は凍結しているがそれもいずれ溶けるであろう」
 
「突如轟音がした。街が、ワルシャワが・・震えている・・・燃えている!」
 
「ついにきたのだ!ドイツ軍が総攻撃を仕掛けてきた!」
 
「人々の顔は強張りついている、皆・・・わかっているのだろう、そして誰かが叫んだ」
 
「かかってこい相手になってやる!」
 

14

 
 
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「憂鬱な空だ・・・私の心はあの空のように分厚い雲が覆っている・・・いつか私の心も春の青空のように晴れわたるとことはあるのだろうか」
 
 
 
 
 
 
 
 
  
「そう我々は・・・ポーランドは・・・」
 

15

 

16

 
「負けたのだ」
 
「奴等が言ったお前の戦争は終わったのだと、そして、これから捕虜としてソ連に送られるのだと、私に春は・・・もうこないのかもしれない」
 

16

 
「私は歩いている、故郷であるワルシャワを離れソヴィエトに向かい・・・」
 
 
終わり
 
白作戦を阻止せよ


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Last-modified: 2008-11-02 (日) 20:12:00 (3879d)