注意!!

これはこのAARにおいて、対米戦を行わなかった場合のIF世界のエピローグです。本篇のエピローグではありませんのでご注意ください
また、ご都合主義が含まれています。作者の妄想だからね、仕方ないね。
間違ってきた人がいたら、無言でプラウザバックを推奨です

エピローグ

ウィーン宣言

1945年5月。ドイツの都市、ウィーンにおいて、ドイツ第三帝国ヒトラー総統、イタリア王国ムッソリーニ総統、大日本帝国永田首相の三人の連名で、第二次世界大戦の終結宣言がなされた。
もはや彼ら枢軸国の戦争目的はほとんど達成されており、これ以上の戦闘を行う理由がなかったためである。
ただし、カナダに亡命したジョージ6世や、自由フランスのシャルル・ド・ゴールは本土復帰をあきらめてはいなかった。
それ故に、連合国は眠れる巨人、アメリカの力を使ってすべてを打開することだけを考え、アメリカの参戦を促し続けていた…

しかし、この場でヒトラー総統のはなった一言が、彼らの連合を砕け散らせることとなる

DHFヒトラー.png我々はイギリスとは争う理由が存在しない…
DHFヒトラー.png両国の戦争は、お互いの不幸が招いたものである!
DHFヒトラー.pngよって、連合国がヴィシーフランスをフランスの正当後継者と認めるのであれば、既に独立したアジア、リビアを除くすべてのイギリス領土を返還する用意がある!!

イギリスの変節と自由フランスの終焉

カナダの自由イギリスはこの提案に首を傾げ、その後宣言されていく返還領土と提案に色めきだった。
非武装化が条件とは言え、ジブラルタルの返還…。さらに、ドイツは新しく発見された北海油田…イタリアはリビアの新油田…日本はアラビア半島の未開発油田の共同開発を提案していたのである
この莫大なオイルマネーを、枢軸国側は持て余していた…。既存の施設を運用することはできても、新たに掘削するためのノウハウがどの国も不足していたのである
そこで豊富なノウハウを持つ、老帝国…イギリスを巻き込もうとした。

このたわわな果実を見せつけられたイギリスは…あっさりと自由フランスを切った。
徹底抗戦派であったチャーチル卿の死は、抗戦派自体の影響力低下にもつながっていたのである。

ジョージ6世.png私は乞われるところに行くさ。それが私の今の役目だろう…

ジョージ6世.pngあ奴が死に急ぐことがなければ、また違った未来もあったかもしれん…

半年後にはロンドンにジョージ6世が帰還し、イギリスは再び一つになった。
イギリスは、この裏切りの代償によって、再び息を吹き返すこととなる。
その裏で自由フランスは、大日本帝国海軍に護衛された国防軍、並びにヴィシー…いや第四共和制フランス軍に蹂躙され、ひっそりとアフリカに潰えた…。
同時に、ドイツはアルザス・ロレーヌを除く北仏を、正当たるフランス国に返還している。
しかし、イベリア半島はドイツ・イタリア領のままとされ、スペインという国家がよみがえることはついになかった。

アメリカの憂鬱

1945年、アメリカはその膨大な国力を集結し、欧州のちょび髭とパスタ野郎…さらに極東の黄色い国を纏めて戦い、勝利することが出来る力を手に入れた。
しかし、いくらアメリカと言えど人の数は有限である。
ペンタゴンの分析によれば、ドイツ第三帝国の降伏には1200万人の陸軍と10隻ほどの空母、戦艦に加え、大量の輸送艦が必要、大日本帝国を全土占領するには、空母50隻を含む大小500隻の軍艦と500万以上の陸上兵力が必要であるとされた。
当時のアメリカの人口は約2億人であるが、兵士として動員可能な人数は、無理をしても3000万人ほどであり、人的損害を考えると、アメリカの経済的に許容できる人数ではなかった。
そこでアメリカ政府は一計を案じる。兵力の劣るであろう日本を後回しにし、全力でドイツを倒すことといたのだ
幸いにして、秘密兵器である新型爆弾の研究は順調であり、1948年には試作が完成する予定であった。
足りない空母はこの新型爆弾の使用によって補えば、本土の小さい日本の攻略はたやすいと判断されたのである
そこで太平洋の島々とフィリピンを生贄に、日本相手に時間を稼ぐこととした。幸い、大東亜共栄圏なる幻想に浸っているのだから、これで満足するだろうと考えたのである。
当然、肥えた獲物は後で美味しくいただけばいいのだから…
1945年3月、大日本帝国とアメリカの間に不可侵条約が結ばれる。
内容は今後3年の不可侵であったが、裏密約として、1年以内の枢軸離脱、グアム・ウェークの購入、サイパン以東とハワイ以西の大平洋の島々の非武装化、貿易の正常化、フィリピンの大東亜共栄圏参加などが決定していた。
戦艦ミーズリー、武蔵にてそれぞれ真珠湾に乗り付けた双方は、終始にこやかに会談を行っていたという。
アメリカは、これで東洋のジブラルタル、トラックは解体され、黄色いサルは本土付近でしか艦隊を運用できない…と
大日本帝国はこれでようやく外務省の扱いがよくなる…と

ハル.png我々はその時気づくべきだったのだ

ハル.pngドイツとの蜜月がこんなあっさり切れる物なのかを

ハル.pngそして、我々の戦う理由はなんであったかと

その1か月後、条約は執行され、南洋諸島からは日本軍が、ウェーク、グアムからはアメリカ軍が撤退した。本土に帰った部隊は再編成され、ドイツを襲う牙となるはずだった…。

ウィーン宣言はこの更に翌月、アメリカが宣戦布告準備の60%を終えたところであった。
アメリカは突如として、振り上げた剣を振り下ろすところを見失ったのである。
国民は戦争が終わったと言わんばかりに緊張感をなくし、空母を月に1隻建造するはずだった造船所は、ストライキによって操業不能に陥った。
また時の大統領、フランクリン・ルーズベルトはウィーン宣言の発表をみて

ルーズベルト.png終わった…。パクス・アメリカーナの未来が…
ルーズベルト.pngすまん、水をくれないか…ひどく…頭が痛いんだ…

こう言い残してこの世を去った。副大統領が大統領に昇格したが、民意で選ばれた大統領ではないとして、支持は多くなかった。
さらに、新型爆弾に関する予算計上がどこからともなく露出。民主党は激しいバッシングを受け、1948年の選挙で大敗した。
政権を取り戻した共和党は、伝統のモンロー・放任主義を復活させ、多すぎる軍隊、新型爆弾開発には当然メスが入れられた。
新型の艦船はそのほとんどが建造中止となり、航空機の受注も取りやめられた。国家予算の10%も食らう新型爆弾なぞもってのほかである。
戦争は無期限延期となり、日本との不可侵条約は長期的なものに更新された
その数年後に、民主党は再度政権を握るも、既に相次ぐ賃金値上げで各地の工場には閑古鳥が鳴き、造船所は閉鎖されていた…。当然、研究所も無人である。
彼らの前に並ぶのは、十年も前に作った兵器ばかりであった…。
こうして世界を制するはずだった力は、年月の経過とともに錆びつき、二度と甦ることはなかった。

アメリカは確かに巨人であった。それ故に動き出すにも、それ相応の時間がかかってしまった。そして、動き出すころにはすべてが終わっていたのである…。
今日でも、ドイツ・日本を相手取れる唯一の国家と言われているが、その実態は謎である。

パクス・ゲルマニカとその陰

ドイツは、第2次世界大戦の戦勝国筆頭であり、最も多くの利益を得た国家とされる。
俗にいう欧州地域を実質的に支配し、コントロールすることに成功している。
また、国内の問題であったユダヤ人などの人種問題等は、飛び地となったイベリア半島に強制移住させることで一応の解決を見た。
無論、イタリア占領地帯にはドイツ軍が待機し、いつでも出撃できる状態ではあったが…。
こうして世界大戦の勝者となったドイツは、過剰すぎる軍隊の一部を民間に戻すと同時に、一大プロジェクトを行うことを発表する。
世界首都ゲルマニアである。
これはドイツの国力の粋をあつめ、現在も建築が続いている。
北海、東方生存権(旧ロシア)で生み出されたオイルマネーや、多量の資源が投入されたこの都市は、1970年に完成予定である。
また、ヒトラー総統はこのゲルマニアに全力を尽くすべく、多くの国民に惜しまれつつも総統を引退する。
後任はゲッペルズを指名したが断られ、やむなくゲーリングに委ねた。

ヒトラー.png不安だ…

引退後も非常に大きな権限を持ち続けており、そのセンスもあって存命の間はドイツは輝き続けるだろう。
しかし、ドイツ領イベリアでのスペイン人とユダヤ人の確執に加え、旧ロシアでの独立運動や旧ユーゴスラビアでのテロなど問題も多く、軍事費に国庫は圧迫され続けている。
完全に世代交代したドイツがどうなるか…。それは神のみぞ知る…。

ローマ帝国の再誕

イタリアは、最も犠牲を払わずに、最大限の利益をえた国家と言われている。
戦死者は累計で日本の半数程度であり、戦果もそこまで大きいわけではなかった。
しかし、得た戦果としては、ユーゴスラビア沿岸、リビアのオイルマネー、旧ギリシャ、地中海の島々、イベリア半島南西部、バミューダをはじめとする大西洋の島々などなどである。
地中海はほとんどがイタリアのバスタブと化したわけだ

ドゥーチェ.pngやったぜ

ウィーン宣言の2カ月後、ムッソリーニ総統はローマ帝国の再誕を宣言。国王はローマ帝国皇帝の名も得ることとなる。
しかし、肝心のイタリアの国力は衰えたイギリス以下のものであり、これらの領土を維持するのに困難が続いた。
北米大陸ラブラドールをカナダに売却したことからもそれがうかがえるだろう
また、ローマには新たにできた国際連合の本拠地が置かれ、まさに「すべての道はローマに続く」ようになった。
この偉大なる領土を築いたムッソリーニ総統も、近いうちに引退を決意している。この時代に彼に並びうる逸材はいるだろうか?

大東亜共栄圏の成就

日本は1度の戦いで、無資源国から、資源輸出国家になった国である。
第2次世界大戦では、西はインドネシアやインド、アラビア半島まで、東はオーストラリア、ニュージーランドまでを勢力圏とする、まさに大帝国となる。
また、アメリカとの交渉によって、フィリピンやグアムなども勢力圏となっている。
トラックやウェークの軍事拠点を失ったものの、グアムを獲得したことで、それはほぼ不要のものとなっている。
さらに、ドイツとは対米、対ソ限定の攻守同盟を結びなおしており、当分は平和な時代となるであろう。
非武装化された島々は、軍事拠点としてではなく、観光名所として再開発された。
現在は、欧州国家から来たバカンスを楽しむ観光客でにぎわっている

東郷茂徳.png頑張りました

しかし、イギリスと異なる点は、それぞれの国が独立した政府、軍隊を持つことである。
重要拠点こそ日本が抑えたものの、それ以外はほとんどが現地人の政府によって運営されており、日本からの援助もかなりのものである。
しかしその一方で、大東亜共栄圏はほとんどが日本の属国、同盟国でしかなく、日本の影響を脱しようとする国家も多い。
日本の勢力圏は基本的にインフラの整わない場所が多く、日本の影響力は限定的なものになってしまうからである。
現状では表には出ていないものの、中国はチベットを野獣の眼光で見つめ、シベリアはソビエト連邦の隙を虎視眈々と狙っている…。
現状、大東亜共栄圏が崩壊するとすれば、この2国からであろう。
これ以外にも、オセアニアの白人至上主義は根強く、抵抗する人々もそれなりにいる

東條hideki.pngそこ中立地帯なんで、とっちゃダメ!!

東條英機.pngえ、アメリカから抗議?いったい何の?

大日本帝国は、この国々の手綱を握っていられるだろうか?

作者より

名無し.pngどうも、いしころです
名無し.png非戦ルートはこんな感じでしょうか?
名無し.pngこんなつまらんものを見たみなさん、ご視聴お疲れ様でした。
名無し.png本篇の方は現状、1945年以降もプレイいたしましたので、下からどうぞ

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Last-modified: 2018-02-07 (水) 02:31:41 (77d)