以下、反省!

トルコって面白い国です。
ただ、その面白さを充分引き出せたかというと、なかなか反省しなきゃいけない。

根本的な戦略

米英の攻撃力を過大評価

タワーさえ解放してやれば、速攻でソ連をぶちのめしてくれると思っていた。そんなトルコが馬鹿でした。
圧倒的な軍事力でソ連を轢き殺す米英、しかしたまに窮地に陥る。
米英ソより国力に劣るトルコだが、核と気合いでその要所を颯爽と助ける――という脚本ばかり考えていた。
ロールプレイにしても、もう少し積極攻勢を続けるべきだっただろうか。

たしかに米軍は異常に進撃に慎重だった。押せば済む中国大陸で、ずっと迷っていたようだ。
イギリスは本文終盤戦のとおり、途中で戦線離脱する始末。トルコも消極的だったけど、困ったぜ。

核の出し惜しみ、トルコ陸軍の攻撃力を過小評価

米英過信から繋がる話。最初に3発撃っただけで、その後、黒海=カスピ海線では守ってしまった。
後知恵だが、片っ端から核を使って北上突進すべきだった。
対ソ戦後の対米戦を考えて、出し惜しみしてしまったのだ。まず目の前の目標に全力を注ぎ込む、これが鉄則だったはず。

核開発

まず、対ソ攻勢に核は必須アイテムだった。
これがなければバクー奪取も不可能だっただろう。
しかし、核開発は原子炉のIC50*6以外にも多くのリソースを消費してしまう。

つまり、原子炉の防空がキツイ!
内陸奥深くに開発拠点を隠せる米ソならば問題はないが、トルコは国土全域が共産圏の爆撃機の行動半径に収まる。
となれば、迎撃機が要る。購入するには多大な資源、国産するならば順次機体の開発が必要。そして空ドク開発が負担になる。
対空砲とレーダーも欲しい。それらに対応する技術開発も必要。
トルコのような中堅国での核開発は、IC50消費で済む話ではなかった。

しかしやはり、アンカラ計画によってトルコは戦後世界(?)で確実な位置を得たのである。
(でもこの世界の安保理常任理事国がわからない。米英土と…ベルギー・オランダ?)

ICの使い方

核開発を除けば、要塞線の建設にもっともICを消費した。
要塞がなければすぐにアナトリア本土を赤軍に蹂躙されていただろう。
けれど他国なら工場を建てている序盤、せっせと要塞建築に励むのはなかなか辛いものがある。
要塞建設に使ったICで工場と歩兵・山岳兵を…という選択肢はたしかにあった。
選択肢にすぎないけれど。

お買い物

同盟国から部隊を購入するのはとても便利。
良い買い物も、あきらかに買わなくていいものもあった。以下に検討する。

陸軍

・砲兵旅団以外が付いている歩兵師団
自走砲付きなどを喜んでお買い上げになってしまったけれど、陸ドクに火力集中系統を選んだので、付くならば砲兵のみが望ましい。
自走砲も付いていて弱くなるものではないが(石油はともかく)、開発が追いつかない。

・輸送機と空挺師団
全くのムダ!…だったかどうかは、わからない。対日戦で使うチャンスはあった。
空挺師団が輸送艦ごと沈んだからけっきょく無意味だったけれど。
しかし費用対効果を考えれば、砲兵付き歩兵を買ったほうが良かったなぁと。

・装甲関係
まず戦車は良い買い物だった。陸戦はまずヨーロッパ、次にロシアで行ったので、戦車はほぼ役立った。
高価なので買いすぎることもなかった。
問題は機械化歩兵師団。これも単体性能で見るならば悪い買い物ではない。しかし、戦車との組み合わせで考えると

戦車*3、後続の機械化歩兵師団*3、この2個軍団で一列に前進

で運用するより

戦車*1+自動車化*2、この3個軍団をあちこち前進させる

のほうが使いやすかったのではないだろうか。費用対効果も期待できる。
自動車化歩兵師団はカナダがたくさん造っていたので、商品供給も安定。

艦船

軽空母を買ったのは、単に楽しかったから。それはそれでいい。
しかし日本上陸の護衛には何の役にも立たなかった。米海軍は何も働いていない。最後の最後まで、連合艦隊健在なのだ。
一隻や二隻、軽空母や重巡を護衛につけても対日戦では意味がない。
黒海や地中海でうろつくならば、最新鋭の重巡を重ねればそれで済む。

連合国陣営は、どの国も輸送艦を持っている。これは買いやすかった。便利に使わせてもらった。
ただし米英の輸送艦を買いすぎると、彼らの海上輸送に支障を来したかもしれない。オーストラリア・カナダ・南アフリカなどならマシだろうと思う。
なお、駆逐艦のみ国産も可とした。今回は中盤の一時余裕があったときに重巡2隻も国産した。

航空機

・海軍爆撃機
ムダだった。買ったときは空ドクが揃っていなかった、高くて1ユニットずつしか買えなかった。
大阪湾でタラント空襲再現だぜ、と意気込んだら完全充足状態の3ユニット編隊が一瞬で空中消滅したからのう。
なお、アメリカが大量に腐らせているので、供給は安定している。

・迎撃機
原子炉防空にある程度役立った。しかしこれも一度に数を揃えられないので、自前生産すべきだった。
こちらも終盤になるまで空ドクが追いつかない。
護衛戦闘機付きの最新型戦術爆撃機が飛来したら、溶けるのはこっち。
中途半端な性能の迎撃機を中途半端な数用意しても、やはり効果は薄い。

購入戦略の限界

連合国は山岳歩兵をほとんど造らない。少なくとも今回は取引リストには一度も見なかった。
国によって、また時期によってレートが大きく異なる。好きなときに好きなだけ買える、のが利点のはずだが、やはり上手くいかない。
購入に頼らざるをえない中堅国ならば、対価の資源を常に充分用意できるとは限らない。
また、戦艦や戦略爆撃機はほぼ買えない。買う必要も無いけれど。旅団のみ購入もできない、これも辛い。

負け戦な状況でバイロンを読まない。

ミコワイチク回顧録にすべきだった。それもダメか。

その他の反省

どうも「突然の政変」イベントは現職選択したほうがよかったような。
資金生産が不足しすぎて、国内消費にIC10ぐらい余分に取られていた。

トルコの可能性と限界

いろいろ具体的にわかりました。

技術

技術開発は、初期研究機関を2ライン稼働で全く問題無い。
開発を工業(生産、農業、暗号)、陸ドク、歩兵に絞り、青写真を丁寧に強奪・活用すればほぼ最新式の歩兵戦力を維持できる。
少し欲を出すなら、野砲と戦車と山岳兵、また石油関連などもなんとかなった。
むしろ3ライン以上に増えてから、あれも開発できるこれも配備したい、と国力以上に欲張ってしまった。
とくに対外拡張すると、海空が欲しくなった。こうなるとキツイ。
研究機関引き継ぎON/OFFは各プレイヤーの趣味になるが、とりあえず陸軍の維持だけならOFFでもOK。
ただし核開発はあきらめることになる。

マンパワー

実は問題無い。山岳歩兵量産はさすがに難しいが、歩兵師団の購入を主体にすれば無理なく部隊数を揃えられる。
中盤からは二人の名閣僚が出そろう。
「人民戦争科(国内マンパワー+25%)」の参謀総長と「人民の人(国内マンパワー+10%、国外マンパワー+10%)」の内務大臣。
この二人を予定してバルカンへ進出すればウハウハ。
ただし充足度が減るような戦闘は極力避けるべ。

問題は、マンパワーより配備した部隊の維持コスト。補給物資の生産が手持ちのICでは追いつかない。

指揮官

終盤、絶望的。陸軍は有能な元帥・大将が何人もいるが、中将と少将が少なすぎる。
司令部増産する余裕は無いし、困った。割り切るしかないだろうか。
海空はもうどうでもいいさー。

資源

自活不可能すぐる。
中盤、一時的に米英との交易効率が下がって国難ここに極まれりという状況に。
大戦争になる前に、あらゆる陣営から効率的に資源をかきあつめておくべきだ。
対ソ戦が始まっても、イラン、レバノン、シリアなどは意外とちょこちょこ輸出してくれる。
石油は、減り始めたと思ったらもう遅い。

地形上、守りやすい

国境の各要所が1〜3プロヴィンスに狭まっており、要塞線を建てやすい。イランを併合したり、多少拡張しても同様。
問題は、上述のとおり要塞建設はかなりICを食うこと。幅も長さも。建設、めっちゃ楽しいんだけどもね。
また欧州方面は陸上要塞を建てても、海岸線が長すぎるので効果的に守れるかという点も疑問。
今回のプレイでは、対米戦で追い込まれたら、グルノーブル山岳要塞をいちおう活用するが、スペイン・南仏・バルカンと順次放棄する予定だった。

やっぱり国力が…

「この空港に戦術爆撃機一個編隊があれば!」と何度思ったことか。
必ず戦術爆が要る!と確信してプレイを始めれば、おそらく用意できるだろう。
しかしそのときはまた違う兵器が欲しくなっているはず。「足りぬ足りぬはICが足りぬ」を実感できる、おてごろ中堅国プレイでした。オススメ。

ごく単純な対米戦草案

トルコの強みは、開戦時15〜20発の核。ICBMでどこへでもデリバリーいたします。
また、米英と技術格差が無いこと。
国境のごく狭い要塞線で守れば本土の安全が確実なこと(もちろん抜かれる可能性はある)。

トルコの弱みは、海軍がほぼ存在しないこと。
プレイヤーチートに近いけれど、大量の輸送艦+しこたま駆逐艦で揚陸一回押しきるつもりだった。
輸送船団も貧弱。アナトリアから大西洋を渡って東海岸まで、補給線は短期間しか維持できない。

第一段階:
アゾレス上陸。
東海岸を核攻撃。そこへ全攻略部隊を揚陸。

第二段階:
東海岸には山岳歩兵師団を残し、機甲部隊を再び輸送艦に載せる。テキサスへ揚陸。
油田を確保、東海岸へ進撃。
テキサス揚陸が不可能であった場合、三カ所の油田を核攻撃。

第三段階:
テキサスからベネズエラへ。上陸、マラカイボを確保。
マラカイボ確保に失敗した場合、核攻撃。

以上の初期段階で、5〜10発の核を消費する。一週間に二発以上のペースで核攻撃するのが望ましい。
一カ所でも攻略に失敗したプロヴィンスがあれば、躊躇なく核を落とすこと。
使い切って負けたならそれまで。出し惜しみすれば必ず負ける。核を早く多く使えば使うほど、勝利も滅亡も近くなる。

第四段階:
アンカラ原子炉、バクー油田防空戦。
それぞれ対空砲規模10ずつを既に建設済み。レーダーも規模4。
迎撃機を最低1個編隊ずつ、できれば2個編隊ずつを開戦時に配置。
優先度は原子炉>油田。
生産ラインでは迎撃機量産にICを投入する。

第五段階:イラク侵攻
アバダン油田を確保、さらに西、シリア南方に1プロヴィンスに狭まった地峡があるので、そこまで押し込む。
アフリカからの英軍援軍が貯まれば核を使用。
支えきれないと判断した場合、アバダンも焼き払う。バクー油田南方の要塞線まで撤退可。

第六段階:ヨーロッパ防衛
海岸防衛は不可能。砲兵無し歩兵師団少数をイベリア半島、南仏、イタリア、バルカンの内陸に配置、上陸部隊を海へ蹴落とす。
グルノーブル山岳要塞には山岳歩兵を少数配置。これもちょっとアレな手だが、抜かれたら戦略的再配置でイスタンブールへ戻す。
開戦前に各地方の防衛に使う部隊が準備できなかった場合、その地域を独立させ、傀儡解除、中立国化。ただし開戦後にはこの作業は不可能。
ヨーロッパを全てあきらめ、ブルガリアを独立させればアナトリア西方の守りは非常に楽になるだろう。

目的はトルコ本土・アンカラ原子炉・バクー油田の死守。
そのためにアメリカの継戦能力を奪う。アメリカ軍が行動不能になれば良いので、東海岸の高IC地域をトルコが占領する必要は無い。余裕があれば確保したいけれど…。

序盤の短期決戦でほぼ全てが決まるが、実は守って長引かせるほどトルコ有利(と国民に信じ込ませる)。
石油を断ち、密集部隊を焼き、高ICプロヴィンスを一つずつ灰にしてゆく。
確かに合衆国が実質的に消滅したならば、トルコは勝者となったとは言えないだろう。
しかしただ一人の敗者となることはできる。

ええと、イギリス、どうしたらええんかな…

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Last-modified: 2009-08-02 (日) 08:12:49 (3608d)