1935年のドゥーチェ

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1935年末・イタリア・王宮

ドゥーチェ.png「国王陛下。日本より同盟の打診がありましたのでご報告に参りました」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世.png「日本か」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世.png「日本と我が国はそれほど交流はなかった筈だが」
ドゥーチェ.png「列強のうち、英仏は同盟しており、アメリカは事あるごとに日本を牽制する潜在敵、残るはドイツと我が国。日独は先の大戦で敵同士だったことを考えると…」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世.png「我が国が消去法で選ばれたということか」
ドゥーチェ.png「国際連盟を脱退した日本と、常任理事国の我が国とが同盟するとなれば、彼らが中国北部に持つ権益、満州国を事実上認めたことになります。彼らの狙いはそこでしょう」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世.png「しかし、それでは英仏の反発は避けられないのではないか?」
ドゥーチェ.png「おそらく、強硬に反対してくるでしょう」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世.png「ならば」
ドゥーチェ.png「しかしながら、小官はこれは検討に値すると考えます」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世.png「ほう…?」
ドゥーチェ.png「まだ未確認ですが、年明けにドイツがラインラントに進駐するという情報があります」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世.png「!」
ドゥーチェ.png「これにより独仏間の緊張が高まったとして、先の大戦が不当なものであったという大義を持つドイツは引きますまいし、ドイツに侵攻されて国力に甚大な損害を受けたフランスも引けますまい」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世.png「…双方が引かなければ」
ドゥーチェ.png「…再度の世界大戦を小官は強く懸念します」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世.png「それで、統領の意見は」
ドゥーチェ.png「我が国の国是は「未回収のイタリア」の回復」
ドゥーチェ.png「が、英仏に与したとしても叶いますまい。我が国を警戒し続けているフランスも、バルカン半島の安定を望む英国も我が国の拡張を決して容認しないことでしょう」
ドゥーチェ.png「ドイツに与した場合、おそらく世界大戦に発展するでしょう」
ドゥーチェ.png「その場合は総力戦となり、西にフランス、地中海の対岸に英国が位置する我が国は工業力、人的資源に膨大な損害を受けるでしょう。たとえ最終的に勝利したとしても、失うものの方が多くなると考えます。よって、」
ドゥーチェ.png「我がイタリアは英仏独のどれにも属しない第三勢力となることが最良の選択と考えます」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世.png「その布石としての同盟か」
ドゥーチェ.png「はい。日伊同盟も可能性の一つと考えます」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世.png「…よかろう」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世.png「イタリアの国益とイタリア国民の幸福を第一に追求しつづける限り、余は今後も統領を支持しよう」
ドゥーチェ.png「ありがたき幸せ」

1936年1月・イタリア・統領執務室

・日伊は同盟を結ぶ。発効は'36年3月1日
・これは秘密同盟であり公表しない
・伊は1月中旬までに満州国に宣戦布告する。日は同盟発効後、満州を保護占領する
・日は対抗措置としてエチオピアに派兵する
・ソマリアは日に割譲する
・対価として日は扶桑型戦艦2隻、伊勢型戦艦2隻を伊に譲渡する
・日伊は広く交流を図り、英仏独と同等の科学技術レベルを達成する

ドゥーチェ.png「彼らの方が国力も技術力も上だが、戦艦の譲渡だけでなく、輸送艦や駆逐艦も譲渡してもらえることとなった」
ドゥーチェ.png「これによって限られたリソースを内政と陸軍に偏重させることが可能となった」
ドゥーチェ.png「今年は国内投資*1と戦時体制への移行*2を進める。海軍は旧式化したカイオ・ドゥイリオ級、コンテ・ディ・カブール級の4戦艦、小型艦艇についても旧式艦を予備役とする*3

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*1 工場7ライン。8ラインだと不満度対策に振り分けるICが捻出できなくなる
*2 タカ派に1スライダ
*3 小型艦艇の航続距離を延長する付属装備「海軍兵站」は代償として維持にかかる資源消費が3倍(イタリア駆逐艦の場合)になる

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Last-modified: 2019-11-09 (土) 18:11:47 (5d)