DHマルチ 陣営戦GC講座

 
 
 

 
 
 
 
 
 

入門編概要

入門編では、陣営戦を包括的・抽象的に考えます。

陣営の勝利というゴールを設定し、そのゴールに近づいてく道のりを解説していきます。

 
 
 
 

勝利の条件

自陣営に対して、他陣営が対抗能力を失った状態が、自陣営の勝利と言えます。

三陣営戦においては、自陣営に対して、他の二陣営の対抗能力を失わさせる必要があります。

 
 
 
 
 

勝利と国力

ここで、話をシンプルにするため、抽象的な表現として国力という表現・数字を用います。*1

陣営戦では、一つの陣営が一つの国家であるかのように振る舞うため、陣営力と言い換えることもできます。

 
 
 

初期状態

陣営名枢軸共産連合
国力1098

このように、国力が拮抗している状況は、最も決着から遠いと言えます。
今回は、これが初期状態であると仮定します。

 
 
 

シンプルな戦争の結果

ここで、枢軸と共産が戦争を行い、枢軸が、そこそこの勝利を遂げたとします。

共産の国力は大きく下がりますが、枢軸にもある程度の損害が出ていると考え、こちらの国力も下がります。
また、平和を甘受した連合は、国力を高めるとします。*2

陣営名枢軸共産連合
国力8 [-2]5 [-4]10 [+2]

連合の国力が頭一つ抜けました。
しかし、まだ連合の勝利は確定していません。

 
なぜなら、

 
 
 

出る杭は打たれる

陣営名枢軸+共産連合
国力8+5=1310

このように、枢軸と共産の国力を足す。
つまり、枢軸と共産が連携することで、連合の国力を上回ることができるからです。*3

陣営が合理的に行動するなら、連合に立ち向かうため、枢軸と共産が連携するのは当然です。

 
 
 

昨日の友は今日の敵

枢軸と共産が連携したことで、連合に対して一定の打撃を与えられたと考えましょう。

連合の国力は大きく下がる一方、枢軸と共産の国力は低下しなかったとします。
 

陣営名枢軸共産連合
国力856 [-4]

 
今度は、枢軸が頭一つ抜けました。
もう皆さんお分かりでしょうが、今度は共産と連合が連携します。
 

陣営名枢軸共産+連合
国力85+6=11

 
 
 

合理的な人々

 
「こんなことを繰り返していたら、いつまでも決着しないのではないか」

極めて真っ当な問と言えますが、たいていのゲームは、以下のようになって決着します。*4

陣営名枢軸共産連合
国力1034

 
このようになったら、共産と連合が連携しても枢軸に対抗できませんから、明確な枢軸の勝利です。

 
なぜこのようになるのか。

その理由は、あらゆるプレイヤーは、常に合理的な行動を取ることはできないからです。

 
 
 

不合理な人々

プレイヤーは、ゲームに関わるすべての情報を知ることはできず、誤った情報や、不透明な情報に基いた判断を強いられています。*5

いかに優れた思考をするプレイヤーであっても、正確な情報なしに正確な判断をすることはできません。
そのため、三陣営それぞれの国力をピタリ正確に想定することは、誰にもできないのです。

各々のプレイヤーが、大なり小なり想定にズレを持っており、各々のプレイヤーは、大なり小なり不合理な行動を取ります。
その不合理の蓄積が、ゲームの均衡を壊し、ゲームを決着させるのです。

 
 
 

不合理な失敗 その1

陣営名枢軸共産連合
国力856

 
このような場合、共産と連合が共闘して、枢軸を叩くのが合理的なのですが、
共産プレイヤーが連合の国力を、現実より過大に想定したとするとこうなります。

陣営名枢軸共産共産の脳内の連合実際の連合
国力8586

 
この想定に基づき、共産が枢軸と連合の戦争を静観した結果、枢軸が大きな勝利を遂げました。
共産は平和を甘受したことで国力を増やしましたが、

陣営名枢軸共産連合
国力7 [-1]6 [+1]3 [-3]

 
本来なら、頭一つ抜けて叩かれるはずだった枢軸が、首位の座をキープしてしまいました。
この場合には、共産と連合が連携することで、枢軸を蹴落とす可能性がまだ残されています。

しかし、失敗が繰り返されたら、いずれ決着するでしょう。

 
 
 

不合理な失敗 その2

陣営名枢軸連合の脳内の共産実際の共産連合
国力10968

枢軸と共産の戦争で、枢軸が最も劇的な勝利を遂げたとします。
徹底的に打ちのめされた共産は、陣営としての機能を失い、消滅してしまいました。
一方、枢軸はさしたる被害も出さず、共産の国力の一部を取り入れます。*6

陣営名枢軸連合脳内の共産実際の共産連合
国力12 [+2]0 [-9]0 [-6]9 [+1]

連合も平和により国力を伸ばしていますが、枢軸に対抗することはできません。
あっさりゲームは決着してしまいました。

 
劇的な勝利が起こるということは、現実の枢軸と共産の国力に、ハナから大きな差が開いていたとも言えます。

枢軸と共産の国力が大差ないという前提で、連合は戦争を静観していましたが、
枢軸が完勝したのですから、戦争を静観した連合は大きなミスをしています。*7

 
 
 

不合理な失敗 その3

陣営名枢軸共産連合
国力1098

今度は、枢軸と共産の戦争があまりに激しいものになり、双方に大きな損害が出たとしましょう。

陣営名枢軸共産連合
国力4 [-6]3 [-6]9 [+1]

 
もはや枢軸と共産が連携しても、連合に対抗することはできず、ゲームは決着してしまいました。
漁夫の利の故事が当てはまる展開です。

この場合、枢軸・共産は、損害があまりに広がる前に戦争を止め、静観している連合への対抗に転換すべきでした。

枢軸・共産は、連合に対して相対的な意味で、自陣営の国力を管理できなかったという点で、ミスをしています。

 
 
 
 
 
 
 

今回のまとめ

ここまで、いくつかのモデルを元に、勝利と国力について考えてきました。

既に書いたように、いかに優れたプレイヤーであっても、厳密に国力を予測することはできません。
ただし、厳密でなくとも、他のプレイヤーと比べ、相対的に国力の見積もりが正しければ、勝利は近づくことでしょう。

なにより、三陣営戦では、三陣営戦であることを意識することが、最も重要です。

二陣営戦であれば、自陣営が敵陣営の国力に損失を与えることに成功すれば、それが勝利に直結します。
しかし、三陣営戦では、自陣営の他に二つの陣営が存在しますから、この内の一つに損失を与えたところで、それが勝利に直結するとは限らないのです。

 
 
 
 
 
次回は、国力とは何かを解説します。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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*1 国力とは何かという問いには、次回に答えることとします。
*2 平和によって国力が高まるという理屈は、後に解説します。
*3 実際のところ、別々の陣営が連携したところで、1+1=2にできず、1.8とか1.6になることのほうが多いですが、ここではシンプルに考えてください。
*4 決着しないでゲーム自体が流れる場合もありますが、これはプレイヤーの都合がつかないことが原因であり、都合さえついていれば、決着していたと考えられます。
*5 ちなみに、仮にnofogを使ったとしても、まだまだ情報として不十分です。例えば、敵軍の配置が分かったとしても、それを操作するプレイヤーの意図まで把握するのは不可能です。人の心を覗けない以上、分からないものは分からないのです。
*6 領土を奪うことによりIC等々の上昇がここに当てはまります。
*7 また、国力で圧倒的に劣る状況で、独力で枢軸と戦ってしまった共産もミスをしています。

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Last-modified: 2016-10-12 (水) 00:14:29 (1043d)