DHでレッツスカンジナビア

はじまり

さてスウェーデンである。
が、のっけからディシジョン欄に見慣れないイベントがある。

3枚目.jpg

これはFullKaiMODのイベントである。ここにあるとおり、条件を満たせば、スウェーデンはスカンジナビアに合体変形できるのだ。
まずはこのイベント条件を満たすべく国家運営に勤しむことになる。
なお発生条件は以下の通り。

・ノルウェー&デンマークが存在しない
・オスロ&コペンハーゲン&ストックホルムを領有
・資金50以上

この3点となっている。
フィンランドが条件に入っていないところに意図を感じざるを得ない。
スカンジナビアを作るだけなら、冬戦争でフィンランドを見捨てつつ、
適当にノルウェーとデンマークをドイツに先んじて食い殺してしまえばそれでいいというわけだ。

が、今プレイではそれは無し。冬戦争でフィンランドと共闘し、露助と全開で全壊な全力戦争を行うのが大前提である。

何? DDAならまだしも、中小国に厳しいDHで、初期IC20・人的4.0の民主国家が何を夢物語言ってるんだって?

大丈夫。なんとかする。

技術と研究機関

初期技術について。

歩兵:1918年式
兵站:1924年式
野砲:1916年式
海軍:全般的に19世紀
空軍:1920年代
産業:1933年時の技術は暗号解読・石炭液化技術以外すべて持ってる(ほぼ1933ドイツ相当)
陸軍ドクトリン:五大分野への分岐前まで

と、大ざっぱにいえばこのようなものである。
細かな部分は、適宜画像を交えた紹介も行っていくが、とりあえず、「まあ妥当なレベルかな」と言える範疇である。
特筆すべきは、産業技術の充実であろう。
なによりも初手で原子力研究が終わってるというのは大きな特徴と言える。

続いて、研究機関の紹介を行う。

4枚目.jpg

このように、IC20の中堅国の水準を越える充実ぶりを誇っている。

SKF社、スカニア・バビス、王立工科大学が産業系を広くカバーし、
歩兵系に強いハクスバーナ社、大砲系に適合するボフォースAB社、自動車・戦車が得意なボルボ社が精強な陸軍を作り上げ、
★持ちの数学者スウェードベリやスキル7数学者ベールリングが脇を固める見事な布陣である。
スキル5〜7を持つ各研究機関が、それぞれ明確な役割分担の下に、各々が担当すべき分野への適正をしっかりと噛みあわせている。
スキル6のスカニア社やマンネ・シーグバーン、スキル5のLMエリクソン社あたりに出番がほとんど無い水準であり、
山岳・海兵・空挺の特殊戦歩兵の研究が厳しいことを除けば、正直、イタリア&フランスよりも陸軍と産業には強いのではないか、という印象すらある。

また、地味にだがコックムス社やカールスクローナ海軍工廠のおかげで、船の研究もかなり頑張れるのも強みである。

航空機研究は他分野と比べると明確に弱いが、しかしそれも、1937年にスウェーデンの誇る航空機メーカーことサーブ社が登場すれば大きく改善され
また、1940年には国立航空技術研究所が登場し、サーブ社が苦手な爆撃機研究を支えるという、まずまずの充実ぶりを見せるようになる。

ドクトリン研究者についても、スキル5の研究者が陸海にいればこのレベルの国としては上出来である。
ソーネルは浸透強襲系・人的資源系に広く適合するし、シャルル・ド・シャンも空母系以外の海ドクを幅広く研究できる。
また、20世紀を代表する冒険野郎ことフォン・ローゼンはMODによる追加機関である。彼の持つcombined_arms_focus適正が、本プレイの屋台骨を支えると言っても過言ではない。

以上のように、研究機関の優秀さこそが、スウェーデンの強みであるといえよう。
初期ICがピッタリ20であるため、初手から3ラインでの研究が可能であり、
産業・陸軍の両分野については、充分に世界最先端に食らいついてゆけるだろう。*1

閣僚と政体

続いて、閣僚と政体についてである。

5枚目.jpg

役職個人名能力名補正
国家元首グスタフ5世強硬な孤立主義者資金生産: +25%
宣戦布告するのに必要な好戦性: +30%
政府首班ペール・アルビン・ハンソン野心に燃える元労働組合代表消費財の需要: -15%
資金生産: -30%
国民不満度の上昇率: +5%
軍需大臣エルンスト・ヴィグフォルス鉱山企業家タイプ工業力: +2.5%
エネルギー生産: +2.5%
金属生産: +2.5%
希少資源生産: +2.5%
産業研究 所要時間: -10%
内務大臣カール・シリター物静かな法律家消費財の需要: -5%
情報大臣カルロス・アドラークロイツ政治分析の専門家政治干渉 成功率: +20%
クーデター 成功率: +2%
大臣暗殺 成功率: +2%
中傷工作 成功率: +2%
パルチザンへの資金援助 成功率: +2%
国際世論を操作 成功率: +2%

省略した閣僚は、現状では大勢に影響ない*2部分であるので考えなくても良い。
全体的にまあこんなものか、というところ。情報大臣に代えがいないのが難点とは言える。

また、政府首班の特性「消費財需要マイナス15%」は良いのだが、初期状態の

6枚目.jpg ←これ

を鑑みると、「国民不満度の上昇率: +5%」が非常に邪魔である。
幸い、「国民不満度の上昇率: -10%」の、『幸運な素人』が代えにいるため、即座に交代させることとする。

7枚目.jpg 

政策スライダーについてだが、完璧な民主制国家である。それはいい。
だが、左派に振り切れているにもかかわらず、生産ボーナスが付かない程度に自由経済寄りと、全くかみ合っていない。
タカ派は中庸。介入は若干孤立気味だが矯正できる範囲である。

これはまず介入に振って、同盟加入が可能なところまで持って行くことを最優先とする。
経済スライダーとタカ派については、あの手この手を駆使することで、タカ派MAX・統制経済MAXに持って行く予定である。

経済スライダーについては、どうにかしたら自由経済MAXに持って行けるのでは、と考えたくなるが、
二度三度と試した結果、期間がかかり過ぎて労苦に見合わない、と結論した。

総じて、独裁化しようとか思わなければ、工夫すればどうとでもなる範囲であるといえよう。

工業力と産出資源

スウェーデンの初期ICは、何度も書いてきた通り20である。
これに、初期不満度20に加え、政府首班変更によって更に+2された、不満度22%による補正がかかり、実効は19となっている。

8枚目.jpg 

まずは不満度を押し下げなければ話にならないので、消費財の全力生産を行うことになる。
だいたい、1日0.07〜0.08くらいは下がるので、1933年内には消化しきれる予定だ。

産出資源は、みんな大好きキルナ鉄山のおかげで、鉄だけは呆れるほど産出されている。

鉄だけは。

敢えて何度も強調したくなるほどに鉄だけしか出ない清々しさが光るのがこのスウェーデンの良いところだ。
エネルギーは実効IC19の段階ですら、既に一日30以上の赤字を垂れ流しており、
石油に至っては一滴たりとも出ない。

北海油田? そりゃノルウェーだ。 ついでにいえば1960年代以降だ。

ということで、各国に鉄を輸出しつつ、各資源を入手するのが絶対必須となる。
連合国と戦争したら確実に干上がることは常に念頭に入れておかねばならない。

本AARの独自改造部分

さて、上に貼った産出資源SSだが、改めて見ていただきたい。
いくらキルナ鉱山とはいえ、鉄の黒字が+419/dayは多すぎではないか、と思われることだろう。

これが本AAR独自の改造部分である。

今プレイに導入しているMOD、FullKaiは、中小国中心に多様なイベントを追加すると共に、
数多くの国家が、バニラよりも遥かに積極的に工場を作りまくるように設定されている。
例を挙げると、ミュンヘン協定の頃のチェコスロバキアが、実効IC80越えだとか、
ソ連のICマイナス補正が撤廃され、バルバロッサの頃に実効IC700以上だとか、
1943年アメリカの実効ICが800、ヘタしたら900越えるといったものである。

その他、中堅国もかなりせっせとICを作るので、WW2開戦ごろには、全世界的にあらゆる資源が不足するようになり、
ドイツやアメリカからエネルギーが輸入できない、ソ連が希少資源余らせてない、鉄に至ってはどこも輸出してくれない、という事態が巻き起こる。
資源が足りなくとも貿易交渉では輸入できず、物資を生産して包括的交渉を行い、資源を買い取るやり繰りを繰り返す必要があるのだ。

また、こうして増えたICで、全ての国がせっせとユニットを生産するため、
世界大戦が佳境を迎えたころになると、アメリカ以外すべての国で石油が尽きてしまい、
そのアメリカですら残量10000前後という現象が起こったことがある。
あのベネズエラにおいてすら、石油が全ての国に買い占められてしまい、残量2000余で買取不可、
という事態は、筆者のHOI歴で初めて出くわした現象であり、思わず笑ってしまった。
また、世界的にエネルギーが流通しなくなるのは、恐らく、エネルギー→石油変換にかなりの量が消費されていることも一因であると考えられる。

これはFullKaiMODの作者氏が想定している通りの仕様であり、これはこれで面白いのだが、
いちいち包括的交渉で物資=資源のトレードを繰り返すのは、ぶっちゃけ面倒であり、どうにも筆者の性に合わなかった。
このため、本AARでは、全国家の産出資源量を一律1.3倍にすることで、
資源の世界的流通不全に伴う交渉の煩雑さを回避し、貿易主体で資源が回るようにしている。
キルナ鉱山の鉄産出が爆発しているのはこのためである。

プレイヤーに明らかに有利になるような改造ではないので、この点は容赦して頂きたい。

開始。

さて、ブリーフィングはここまでにして、そろそろゲームを始めていこう。

次回:スウェーデンは新兵を募集する


*1 なお特殊戦歩兵は除く。
*2 他意はない

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Last-modified: 2016-02-20 (土) 22:15:30 (1305d)