ペルシアの赤き大地
1936年 †
まずごあいさつ †
ペルシア民主主義共和国最高評議会議長*1、レザ・パーラヴィーです。
同書記長マームッド・ジャムです。今回は猫は出てこないので、私と議長とで話を進めていきたいと思います。
ところで、普通のシナリオだと国王なのに、なんでアルマゲドンシナリオだとこんな役なんだ?
どうも私らの知らないうちにペルシアは共産主義国家になっちゃったらしいです。
なんじゃそりゃ。
しかも、世界では今や連合・枢軸・共産三つ巴での大戦争が勃発してるっぽいです。
どんだけダイナミックな世界なんだ……
まあ、所詮マルチプレイ用シナリオですから。
いきなりぶっちゃけ過ぎだろう。それにしても、作者は何を思ってこんなシナリオを選んだんだ?
なんでも、「ペルシアがあったので思わずプレイした。今では反省している。しかし後悔はしていない」だそうで。
……非常に不安だが、まあ国家元首としてできる限りのことはするか。
ですね。それでは始めましょうか。
カスピ海に空母を浮かべてるんですよ!(脳内補完) †
まずは現状を確認してみましょうか。
そうだな。このシナリオで、ペルシアがどんな状況かを知っておかなくては何もできんからな。
では、国力の確認です。ICは基礎190で修正後実効は219です。
なんと、ずいぶん多いのだな!
通常の36年シナリオの軽く36倍はありますね。ただ、ほかの国もこのぐらいICがあるので、特にわが国が有利だとかいうことはありません。
そうか? しかし、最初から研究ライン5本というのはありがたいようなそうでないような……
しかし、現在研究の終わっている数はそんなに多くないです。陸ドクはまっさらですし、空ドクは制空権ドクトリンのみ、産業系は現代農業と基本的建設以外全く研究されてません。軍事ユニットも最初のひとつが生産できるのみです。
そうすると、何を優先して研究するか考えねばならんな。
そうです。ただし、他の国も開発済み技術はすべて同じですので、焦る必要はないかと。
次に研究機関です。以下のようになっています。


とりあえず、一通りのものはありますが。ロケット研究に適性を持つ研究機関がないのがネックですね。あとは数学持ちが少し弱いくらいでしょうか。産業系は飽和気味です。
……それはいいんだが、我が国で一番スキルが高いウズベク国立大学、これはなんだ?
海ドク研究機関ですね。基地空爆ドクトリンの研究には抜群の性能かと。
それはわかる。だが、ウズベキスタンのどこに海があるんだ?
それを言うのなら、あなただって元軍人なのに産業研究の適性しかないじゃないですか。
ひょっとして、これはつっこんだら負けとか、その類か?
まあ、この程度のことはパラドのお茶目として許容しておきましょうよ。
いきなり大ピンチ †
ではいよいよ、外交と領土について見ていきましょう。閣僚とスライダーは次の通りです。

私の閣僚特性は厳格な帝国主義者になってるな。
私は相変わらず寡黙な勤勉家です。ちなみに、他の国の元首と政府首班もみんな同じ特性ですよ。
他は、まあ可もなく不可もなくかな? 参謀総長はいろいろ選べるみたいだが。
今は変えなくていいでしょう。スライダーはどうします。
スターリン主義のくせに自由経済よりなのが気にかかるが……。とりあえずタカ派に一つ振っておこう。
では、次に外交状況です。我が国は共産国の一員で、連合国・枢軸国とそれぞれ戦争状態にあります。



APRとPRRSってなんだ?
まあ、アフリカ連合と日本みたいなもんです。ちなみに、ローマはイタリアとバルカン半島ですね。自由連合は南アメリカ連合と考えればよろしいかと。
何かこう……いろいろ不安になるメンツだな。特にローマの辺り。
気にしてもしょうがないですね。戦争が始まっている以上、抜けたりはできないわけですし、せいぜい仲良くしておくべきでしょう。
それで、国土と現在の戦争の状況についてですが、まず我が国の国土を御覧ください。
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ずいぶん広いな! 流石はIC200越えの大国なだけはある。
……で、これを外交マップモードで見てみます。
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なんじゃあこりゃあ!!
いやあ、見事なまでに包囲されてますね。
これだと、まともに貿易すらできんのではないか?
幸いペルシア湾に面しているので青写真の交換ぐらいはできると思いますが、資源貿易は厳しいかもしれませんね。
それ以前に、この三正面作戦状態をどう乗り切るかが大問題ですが。すでに前線からは戦闘開始が伝えられていますし……
一体どんな外交をしていればこんなわけのわからない状況になるんだか……
愚痴ってもしょうがないですし、とりあえず目の前に山積する問題を何とかしましょう。
戦略戦術会議 †
で、早速ですがまたも問題が。
今度は何だ?
資源がピンチです。

なんか、エネルギーとか鉄とかがすごい勢いで無くなってるんですが……
一応、APRあたりとの貿易で何とかしようと思うんですが、敵に囲まれてるせいで、敵の艦隊が航路を通るたびに貿易効率が一ケタ台まで下がります。
そういえば、うちも艦隊持ってるんじゃなかった?
ありますよ、ペルシアのイメージにそぐわない大艦隊が。ほら
つ
どんだけー
空母まであるんですが、正直、わが国ではこんなの作るより戦車作った方がいいんじゃないかと思いますけどね。
まあ、あるものは有効に使おうか。潜水艦は全部解体して、輸送艦は分離。残りを主力艦隊にして通商路の防衛をやらせとこう。
そういえば、陸上戦力と空軍はどうなってる?
国境線のプロビに歩兵一個師団ずつ配備。あと、首都テヘランに戦車六個師団。空軍は爆撃機と迎撃機がそれぞれ八個師団あります。
陸上戦力が少なすぎるのはともかくとして、最初から航空機が結構あるんだな。
普通のシナリオのペルシアだとほぼ縁のない航空機ですが、このシナリオではまさに生命線です。
もっとも、航空戦力にしろ陸軍にしろ、各国とも同等の者を持っているので、使い方次第でしょうが……
そうだな。とにかく航空機と戦車にはフル稼働してもらおう。戦車は二個師団ずつの三軍団にわけて前線へ移動。爆撃機はアフガニスタン方面で戦闘が始まり次第働いてもらう。
あと、生産は歩兵師団6ラインと騎兵師団4ライン、あとは戦車と爆撃機を作れる限り作っておこう。
わかりました。
ところで、すでに戦争は始まっているわけですが、どういった戦術で行きます?
そうだな。まず、西部戦線はバクタランにトラップを作り、可能な限りオスマントルコの兵力を削る。

バクタランはゴミプロビだし、地域区分の関係で爆撃がしやすい。ここに敵を誘引して、敗走させたあと地上攻撃で削り倒そう。
東部戦線は、まずアフガニスタンの奪取だ。ここの辺りは、国境線プロビの配置の関係から集中攻撃がしやすいし、航空機を有効に使えば特に問題なく確保できるだろう。
そして北部戦線だが、アクチュビンスクの占領を最優先課題とする。
どこです?
ここだ。

ここは希少資源が40も産出され、おまけに我が国の中核州に指定されている。ここを占領できれば、資源問題も一部は解決するだろう。
なるほど。では、軍にはそのように伝えておきましょう。
あとは、陸軍ドクトリンはいかがします?
陸ドクは電撃戦系に進もう。最初の一手が強力だし、人的資源が少ないから陸軍は機甲化していきたい。何より、研究機関の適性が一番合致する。
わかりました。では、前線の状況を見ていきましょう。
そして始まる大戦争 †
西部戦線ですが、バクタラントラップは成功です。一時期アバダンが失陥するなどしたものの、戦術爆四個航空隊の活躍により、すでにトルコの歩兵師団を六個師団ほど葬り去りました。

適当に敵の前線が薄くなってきたら、バグダット占領を目指そう。あそこも中核州で、ICがまるまるいただけるからな。
ただし、カフカス方面では北西部の重要拠点であるトゥビリシが失陥しました。

だめじゃん!
トゥビリシはエネルギー産出があるので渡したくなかったのですが、トルコが五個師団以上で攻めてきたので守りきれませんでした。奪回もしばらくは無理そうです。
資源がますます厳しくなるなあ……
次に東部戦線ですが、こちらは順調です。カブール奪取に成功し、さらに地上攻撃を併用することでインド歩兵三個師団を壊滅させました。
ついでに、アフガンを攻めている時、エルヴェルフェルト少将が山岳戦の能力を身につけました。

このシナリオでは、デフォルトだと特性持ち司令官がいないから、こういうのは嬉しいな。
ただ、カブールより先のパキスタンには爆撃機の足が届かないのが問題だな。
ええ。そこで、次の攻略目標はパキスタンのムルタンがよろしいかと。ここにはICと飛行場があります。
よろしい。北部は?
北部は、プロビ配置の関係と1月の氷点下の影響で攻めにくいので、特に進捗はありません。逆にロシアにキロヴァヴァドを取られました。
まあ、ゴミプロビはしょうがないな。北部での攻勢は歩兵が完成するまでおあずけだろう。
――3月23日
やっと待望の歩兵師団と騎兵師団が完成しました!

よし! これで北部も本格的な攻勢に出られるな。アクチュビンスク周辺に攻勢用の師団を置いておこう。
おりしも春になってきましたから、シベリアを攻めるにはちょうど良いでしょう。
うむ。では、北部の師団に攻勢を指示しておこう。
いきなり大ピンチな1936年(2)へ続く