デュラハンの騎行

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盟主ナチスドイツの滅亡。その成果はドイツ民主国家群をこぞって連合に参加させイングランドは劣勢を挽回した。

すでに枢軸国として戦中にあった国はあんまりな事態に色を失うも、賽を投げてしまったからにはナチス残党が蜂起したオーストリアと共に先の暗い道を進むしかない。

チャーチルは戦争に止めを刺すためモスクワとカフカースを動かし、ヒトラーに続きスターリンも潰そうと試みる。

だが彼は気づいていなかった。ヒトラーの席に座っているのは自分であることを。

帝政ロシアが新生枢軸を宣言し、ウクライナ他三国が同調したことでロシアを巡る戦いは三竦みとなる。イングランドは同盟国オランダと共にフィンランドを降伏させ橋頭堡とした。

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ロシア侵攻計画は英陸軍の大半を必要としており、手薄となる本国の防衛は同盟国に任せざるを得ない。その主力になったのが最近連合に加わったイタリアである。

イタリアは首相ムッソリーニが枢軸参加を進めていたが、ナチスドイツ消滅で計画は頓挫。親英派が主導権を握ったのだ。

影響力が失墜し身の危険を覚えたムッソリーニは仇敵であるはずのスターリンと手を結ぶ。

リソルジメントの理想を忘れイングランドに阿諛追従する王国政府を堕落した売国奴だと糾弾し、黒シャツ隊を率いてクーデターを起こした。

親英派を悉く逮捕して国王エマヌエーレ三世の拘束に成功すると革命を宣言。この政変でイタリアは共産陣営に鞍替えする。

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グレートブリテン島に派遣されていたイタリア兵は大した混乱も無く革命を受け入れると共産国軍としてポーツマスを占領してしまう。

数の劣る連合国軍はドーバーを放棄しロンドンに籠城するが、追い討ちのようにウェールズが共産側で参戦。オックスフォードに進駐する。

イングランドは抵抗を諦め政府首脳部を載せたロイヤルネイビーがヨーロッパを脱出した。

しかしスターリンがイングランド滅亡の報を聞くことはなかった。四面楚歌のソビエトもコーカサスがスターリングラードを落としたことで同じく滅亡したのだ。

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モーズリー.pngロンドンがアカに染まったウェールズ人の支配下になったことで漸く国民も戦争を支持しました

エドワード8世.png大変結構!大義名分を作ってくれたチャーチルには勲章を贈らなければならないね

モーズリー.png参謀総長、軍は戦争を遂行するに堪え得るか?

HaRaiBC.pngフラー元帥とどうにか妥協点を見つけ、空海軍も最低限は用意できました。陸軍もブリテン島であるならば十分戦闘可能です

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HaRaiBC.png(軍団名以外は問題ありませんよ)

モーズリー.png(陛下直々の命名だから我慢してくれ)

HaRaiBC.png(新設中の空挺部隊の名前の予定なんでしたっけ?)

モーズリー.png(…タイバーン・トゥリー)

HaRaiBC.png(また不吉な…)

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モーズリー.pngですが欧州大戦に参加する上でどの陣営に参加するかが問題となります

HaRaiBC.png軍と野党はイングランドに代わることが道理であり正統だとのことで連合支持が大多数です

モーズリー.png与党の反主流派であるホーキンスやリースはヒトラーの遺志を継ぐべきだと枢軸支持を変えていません

HaRaiBC.png与党の主流派は?

モーズリー.png……共産支持だ

HaRaiBC.pngどうしてまた…

モーズリー.pngムッソリーニ閣下が共産陣営に入りソビエトが滅んだことでコーポラティズムを第一とする主流派も追従を求めているんだ…

HaRaiBC.pngモズレー首相も賛同されているのですか?

モーズリー.pngいや違う。連合か枢軸かで悩んでいる。我が国の貿易やドーバーの対岸を考えれば連合だ、だがスコットランドや貴族でも枢軸人気が高くてなぁ…

エドワード8世.png(ここ最近のモズレー君、大分意志薄弱になってないか?)

HaRaiBC.png(こんな時世では仕方ないかと)

エドワード8世.pngよし枢軸だ。南仏のヴィシー政権も誘っておこう

モーズリー.png理由を聞いてもよろしいですか?

エドワード8世.pngまず共産はなし。ソビエトに追従したイタリアに追従なんて馬鹿げている

モーズリー.pngですが枢軸も今はロシアが盟主として振舞っています

エドワード8世.png振舞っているだけさ。実際は同盟国の制御もできていないでフィンランドと鎬を削っているじゃないか

エドワード8世.png連合を避ける理由だけれども、君達はニーテンニジュウロクジケンを知っているかな?

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HaRaiBC.pngいえ、存じ上げません

モーズリー.png(またか…)

エドワード8世.png当時日本は国家元首であるテンノーがトーセーハを率い、弟であるティティブノミヤがコードーハを支配していた

エドワード8世.pngティティブノミヤは邪教ニチレンシューの悪魔テルジローにテンノーを殺し王になると予言を受けた

エドワード8世.png邪心を抱いてしまったティティブノミヤはゲコクジョーを目論みトーキョーでテンカワケメセキガハラカッセンを仕掛ける

HaRaiBC.pngマクベスみたいな話と理解すればいいのでしょうか?

エドワード8世.pngテルジローはテンノーの重臣であるクンソクノ・カンを殺すため下僕であるセイネンショーコーを召喚する

エドワード8世.pngセイネンショーコーによってトーキョーは火の海になり女子供は殺され男は犯された

モーズリー.png(何かがおかしい…いや今更か)

エドワード8世.pngしかしケイシチョー騎士団のヨシロー・シミズが命を捨てセイネンショーコーをリョーテイ・コーラクに封印する

エドワード8世.png最後はテンノーが宝剣コノエシダンでセイネンショーコーをギャクゾク地獄に送り返してトーセーハが勝利した

エドワード8世.png敗れたティティブノミヤはテーモーしてブツモンに入りセップクした

モーズリー.pngところでこれは何千年前の話なんですか?

エドワード8世.png1936年の事だから3年前だね

HaRaiBC.png20世紀の日本に悪魔がいるんですか?元帥が喜びそうですね

モーズリー.png(確かに日本で政変があったと聞いてはいるが、こんな内容だったか?否定する自信が無い…)

エドワード8世.png私は若いころのテンノーと会ったことがある。彼はゴルフが致命的に下手である以外は素晴らしい人物だった

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エドワード8世.pngこの戦いが我々に何の教訓を与えてくれるか分かるかな?

HaRaiBC.pngイギリスはアジアに関与すべきではない、でしょうか

エドワード8世.png兄弟が対立陣営にいることでどっちが勝っても王統を守れるということさ

エドワード8世.pngバーティーも英国政府もヨーロッパを離れただけで連合が勝利すれば帰ってくる

エドワード8世.pngならば我々北イングランドは連合が負けた場合に備え枢軸として戦おう

HaRaiBC.png(弟とチャーチルをヨーロッパから追放したいから枢軸が良いってことですかね)

モーズリー.png(陛下とジョージ六世陛下のどっちが選ばれるかなんて赤子でもわかる)

モーズリー.png例え話に意味があったかは甚だ疑問ですが、私も決心がつきました

モーズリー.png貿易が滞っても備蓄は十分あり、スコットランドと協調するためにも枢軸が良いでしょう。議会に提出してきます

HaRaiBC.png私も軍の説得に動きます

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1939年10月27日。北イングランドは枢軸同盟参加を表明。エドワード九世はラジオを通して国民に連合王国の復活と真の欧州平和のため戦争協力を訴えた。

北イングランドに続きヴィシー・フランスと地中海委員会も枢軸に加盟する。盟主亡き戦争は新たな局面を迎えようとしていた。


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Last-modified: 2020-10-16 (金) 22:59:08